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 乳腺炎を予防するおっぱいケア

出産後のおっぱいトラブルは、ほとんどのお母さんたちが経験します。特に乳腺炎にかかってしまうと、楽しい育児も辛くなってしまいます。乳腺炎には、細菌が入ることで発症するものもありますが、乳腺が母乳で詰まることで発症する乳腺炎は、日ごろのケアで予防できます。お母さんと赤ちゃんの楽しい授乳タイムのためにも、乳腺炎を予防する注意点をまとめました。

授乳時にすべき3つのこと

1.「前絞り」で母乳の流れをスムーズに

母乳が良く出て問題がないお母さんでも、赤ちゃんの吸い始めは、母乳が分泌されるまで時間がかかるので、強く吸い付かれ痛みを感じることがあります。赤ちゃんの吸い付く力は大変強いので、これを続けていると乳首周りの乳管が破壊され、詰まりの原因になってしまいます。そこで授乳前の「前絞り」で母乳の分泌を施し、乳首周りを柔らかく保っておくことで、赤ちゃんが飲みやすくなります。

2.「後絞り」で常に新しい母乳をあげられる状態に

授乳後に飲み残しがあると、次の授乳時に古い母乳を赤ちゃんが飲むことになってしまいます。古い母乳は味が悪く、赤ちゃんが飲まなくなってしまう原因にもなります。また古い母乳は粘りがあり、詰まりやすいため、授乳後も「後絞り」を行うことが必要です。搾乳した時に、ピューッとシャワーのように出なくなるまで絞ると良いです。「前絞り」「後絞り」の前に、蒸しタオルをあてて温めると搾乳しやすいでしょう。

3.様々な体勢で授乳して偏りをなくす

授乳はいつも同じ姿勢で行っていると、飲み残した母乳がたまってしまう場所ができてしまいますので、一回の授乳時に体勢を変えながら授乳を行います。時計を用意し、片乳2~3分ずつの授乳を行い、その度に体勢を変えることを意識しましょう。授乳時間をはかる携帯アプリもたくさん出ていますので活用すると良いと思います。また、左右で母乳の出が違う場合は、出が悪い方から授乳します。

毎日乳房の異常や変化をチェック

乳腺炎のなりかけ「うつ乳」を見逃さない

乳腺炎になりかけの状態を「うつ乳」と言います。
乳管が閉塞し、腺房内に乳汁が貯留して、痛みのあるしこりになります。この状態は多くのお母さん(約3割)が経験します。乳管の閉塞が開通すれば、症状は改善します。
授乳を続け、授乳リズム、食事内容に注意することで、ほとんどの場合は自然に治りますが、不注意が続くと、本格的な乳腺炎に進行します。

出典:All About 乳腺炎のなりかけ「うつ乳」の症状と対処法

変化に気づいたら早めの対応を

乳房や乳首にしこりがないか、赤い斑点はないか、乳頭に白い斑点はないか、チクチクした痛みや熱はもっていないか等、毎日チェックをしましょう。特に母乳の出が良いお母さんは、常に母乳がたまってしこりができる方もいます。問題のないしこりは、赤ちゃんに飲ませるとおさまりますが、消えないしこりがある場合は母乳がたまっていることが考えられます。症状が軽いうちは搾乳するだけでも改善しますので、早めの対応を心がけましょう。

母乳外来を利用する

たまった母乳を搾乳するにも、自分で対応するには限界があり、また間違った搾乳方法だと逆に悪化してしまうことがあります。上手く搾乳できなかったり、気になることがある場合は、産婦人科の母乳外来等を利用しましょう。

参考

乳腺炎の原因と症状、対処法まとめ。授乳の工夫が効果的! こそだてハック

授乳方法(授乳の仕方) ママベビ

乳腺炎のなりかけ「うつ乳」の症状と対処法 All About

2016/02/25 更新

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